潮井水源(しおいすいげん) 益城町

所在地
上益城郡益城町杉堂
利用案内
駐車場 20台以上
トイレ あり
解説
身と心を潤す豊富な水
潮井水源に行ってみよう
益城町の中心部を抜けて、県道28号線(熊本高森線)を西原方面に進んで行くと、大きな潮井水源の看板が目に入ります。そこを左に折れると約1kmで水源です。案内板を手がかりに進みますが、その途中の道は、とても狭く、普通車の幅でやっと通れるくらいです。水源に着けば、真夏でもひんやりとするほどで、自然のめぐみを感じることができます。
水源は自然が豊富です
潮井水源の水量はとても豊富で、水温17~18度の水がこんこんとわき出ています。昔は4つの集落の水をまかなっていました。地元の人は、今でもその水を飲料水として利用していますし、生活用水としても利用されています。水はとてもおいしく、澄んだその味は印象に残ります。地域的に、熊本市からも車で来ることができる場所なので、市内から水をくみに来る人が多いそうです。水源には神社もあり、山道を歩くこともできます。水の湧き出る音と、流れる音は来た人の心を和ませます。
水源の近くにある池では、鯉が泳ぎ、用水路の中には、赤いサワガニもいました。サワガニのこどもは、すぐに母親からは離れずに腹部に抱かれて育ちます。サワガニの繁殖の時期は夏から秋にかけてですが、ちょうど稚ガニをいっぱいに抱えたサワガニがいました。水路の中の石をひっくり返してみると、石の裏を小さな生物が動き回るのが見えるかもしれません。
すぐ近くには食事をできる施設もあり、ヤマメの養殖をしています。また、湧水を利用して、観葉植物も栽培されています。
潮井神社と徳富蘇峰誕生地碑
潮井水源は、多くの木々に囲まれた場所にあり、すぐ近くに潮井神社があります。また、益城町杉堂は、徳富蘇峰の生誕の地でもあり、水源のすぐ近くの小高い丘には、生まれた集落を見渡すように記念碑が建っています。歴史と自然にふれることのできる水源です。
潮井さんの伝説
益城町文化財マップ「ましきの文化財」によると、文政6年(1823年)、伊三次という百姓が村の人に内緒で自分の田に潮井の水を引いたところ、神様が怒って水が出なくなってしまいました。そこで、津森宮の宮司と村人みんなが神様に祈ったところ、19日目にようやく水が出るようになったそうです。
参考文献
益城町教育委員会社会教育課発行 『益城の文化財』 1998
「第8章 現代」『益城町史 通史編』 益城町 1990
『熊本の名水 水源と滝・渓谷』 熊本日日新聞社 1998
荒牧 一利他『水は伝える 熊本の湧泉』 熊本の湧泉研究会 2004
周辺情報
徳富蘇峰生誕の地として記念碑があります。






