下城の大イチョウ(しもんじょうのおおいちょう) 小国町

所在地
阿蘇郡小国町下城
利用案内
駐車場 3台
トイレ なし
解説
県下有数の大イチョウ
○熊本県内で一番大きなイチョウです。
小国町の中心地宮原(みやのはる)から杖立温泉に向かって、国道212号を約3kmほど下っていくと右手の谷向こうに大きな緑の固まりが見えて来ます。下城の大イチョウです。この大イチョウは、国の天然記念物に指定されている熊本県下最大のイチョウで、幹まわり約12m、高さ約25m、樹齢は1000年以上たっていると言われています。
しかし、幹の周りには、たくさんのひこばえが生えてきており、正確な幹周りを図ることは困難です。また、梢の枝が折れており、全体として丸い形をしているのもこの木の特徴です。平成16年9月7日の台風18号の強風により、幹の1本と大枝が、根本から折れてしまいました。黄葉の時期には、ライトアップされます。
○チチコブさん
この大イチョウには、枝から多数のこぶが下がっており、まるで、人のお乳のようになっています。そのために、昔から里人たちは乳瘤(チチコブ)さんと親しみを込めた名前で呼んでいます。因みに、チチコブさんとは、乳の出の悪いお母さんが、乳の出が良くなるようにこの木に祈り、乳瘤を削り煎じて飲めば乳の出が良くなると言う信仰に基づいた名前です。いまでも、その信仰は続いており、多くの人が訪れています。10月の終わり頃には、「ちちこぶ祭り」が、行われています。
○大イチョウの周りには
周囲より一段高い位置にあるこの大イチョウの生えている場所は、昔の城主であった下城氏の墓所だそうで、周囲にはたくさんの古墳があります。
また、この木の根本には、下城氏の墓と伝えられる二基の塔があり、このうちの一基は下城城主「下城上総介経賢」の母「妙栄」の墓と伝えられています。つまり、このイチョウの木は、「妙栄」さんの墓標だったのです。
○下城の滝
大イチョウの道をはさんだ谷間には、「下城の滝」と呼ばれる大きな滝があり、夏はとても涼しげです。また、紅葉の時期には、滝の周辺の雑木の紅葉と銀杏の黄色と対比は見事で、多くの人が見物に訪れます。
また、下城の大イチョウは雌の木なので、秋になるとたくさんのギンナンの実を付けてくれます。そのために、地元の人のみならず多くの人が、ぎんなんを拾いに訪れます。
○大イチョウにまつわる伝説
この大イチョウは、平安時代、女性の宝であった鏡を池に投じて、恋しい男性との再会を祈ったとされる鏡ヶ池(小国町宮原下町)伝説に登場する小松女院の乳母が亡くなられたとき、女院の手によって植えられた記念樹と伝えられています。
周辺情報
すぐそばに、下城の滝があります。






