川原製鉄遺跡(こうらせいてついせき) 宇城市不知火町
更新日:2010年2月11日
所在地
宇城市不知火町大見
利用案内
駐車場 なし
トイレ なし
解説
川原製鉄遺跡
宇土半島の製鉄遺跡はこれまでに20か所の遺跡が知られていますが、すでに破壊された遺跡も多く、発掘調査が実施されているのは三角町柳迫遺跡と不知火町大見の川原遺跡のみです。
川原遺跡は大岳南麓、大見川流域にあり、この一帯は古代から中世にかけての製鉄遺跡が多数発見され、大岳製鉄遺跡群とよばれており、熊本県を代表する製鉄遺跡の分布地域の一つになっています。大見川流域には、川原製鉄遺跡のほかに、はねもっこ製鉄遺跡などがあり、早くから学界に知られていましたが発掘調査は行われていませんでした。
平成6年(1994年)、町道の拡幅工事が行われることになり、それにともなって川原製鉄遺跡の一部が調査されました。多数の鉄滓(スラッグ)と共に、フイゴ羽口や土師器(はじき)片が出土し、平安後期ごろのものであると判明しました。発掘地点は遺跡の西側に広がった廃棄場と考えられており、東側の畑地に遺跡の中心である製鉄炉や炭窯の跡が発見される可能性があるとされています。
参考文献
不知火町史編さん委員会 編 『不知火町史』 不知火町 1972年
不知火町文化財保護委員会 編 『不知火町の文化財 ビジュアル』 不知火町教育委員会 1998年
周辺情報
近くの大岳山頂にのぼると有明海・不知火海・天草群島・島原半島・阿蘇山・九州山地など360度の素晴らしい眺めが楽しめます。






