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薬物ってどんなモノ?

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0008655 更新日:2022年10月18日更新

薬物乱用は心も 体も 蝕む、恐ろしいもの!

 薬物乱用とは、医薬品を本来の目的から逸脱した用法や用量若しくは目的のもとに使用することをいいます。
 さらに、医療目的にない薬品を不正に使用することをいいます。
 もともと医療目的の薬物は、治療や検査のために使われるものです。

 それを遊びや快感を求めるために使用した場合は、たとえ一回使用しただけでも乱用にあたります。

 薬物乱用は心も 体も 蝕む、恐ろしいもの!の画像

覚せい剤

 覚せい剤は、一般的にアンフェタミン、メタンフェタミンのことを言い、麻黄(まおう)という植物から抽出された成分を原料として科学的に合成されます。

略称・俗称

 エス、スピード、シャブ、アイス、アッパー、ラッシュ、クラッシュ、ホワイト、クリスタル、ブラックビューティー、ペップピル、クランク、デキシー、ハーツ、アンポンタン、アキアジ、アンナカ、ガンコロ、ヤーマ、ヒロポン、ユキ、突撃錠、冷たいの、勝利錠、猫の目錠など

覚せい剤を使用すると

 覚せい剤には神経を興奮させる作用があり、使用すると眠気や疲労感がなくなり、頭が冴えたような感覚になります。しかし、そのような感覚も数時間で切れ、その後は激しい脱力感、疲労感、倦怠感に襲われます。
 乱用を続けると、過度の睡眠不足と食欲減退により身体が衰弱するほか、壁のしみが人の顔に見える、いつもみんなが自分の悪口を言っている、警察に追われている、誰かに命を狙われているなどの幻覚や妄想が現れ、時には錯乱状態になって、発作的に他人に暴力を加えたり、殺害したりすることがあります。
 また、急性中毒になると、全身けいれんを起こし、意識を失い、最後には脳出血により死亡する場合もあります。

 覚せい剤を使用するとの画像1  覚せい剤を使用するとの画像2  覚せい剤を使用するとの画像3

コカイン

 コカインは、南米原産のコカの木の葉を原料とした薬物で、無色の結晶又は白色の結晶性粉末で、無臭で苦みがあり、「麻薬及び向精神薬取締法」で麻薬として規制されています。
 クラックはコカインと重曹を化学的に処理して作られたもので、火であぶり、その煙を吸うなどの方法により乱用されています。白色粉末や淡黄色の粉末です。

略称・俗称

 クラック、C(シー)、コーク、ホワイト、ホワイトパウダー、ホワイトレディー、ロック、スノー、スノーキャンディー、フレーク、キャデラック、スターダストなど

コカインを使用すると

 コカインには、覚せい剤と同様に神経を興奮させる作用があるため、気分が昂揚し、眠気や疲労感がなくなったり、身体が軽く感じられ、腕力、知力がついたという錯覚が起こります。
 乱用を続けると、幻覚等の精神障害が現れたり、虫が皮膚内を動き回っているような不快な感覚に襲われて、実在しない虫を殺そうと自らの皮膚を針で刺したりすることもあります。

 コカインを使用するとの画像1  コカインを使用するとの画像2  コカインを使用するとの画像3

大麻

 大麻には、アサ科の一年草である大麻草の葉を乾燥させた乾燥大麻(「マリファナ」茶色又は草色)、樹脂(やに)や若芽をすりつぶして固めた大麻樹脂(「ハッシッシュ」暗緑色の棒状又は板状等)、葉や樹脂から成分を抽出した液体大麻(「ハッシッシュオイル」、粘着性のある暗緑色または黒色のタール状の液体)があります。

略称・俗称

 マリファナ、はっぱ、ハシシ、ハシシオイル、グラス、ポット、ジョイント、ウィード、タイスティック、スモーク、バング(ボング)、リーファー、マグルス、ガンジャ、エスラー、スティック、チャラス、ファング、チョコ、グリーン、アカプルコゴールド、レバノンブロンド、ネパールフィンガー、コロンビアンなど

大麻を使用すると

 一般的には、気分が快活、陽気になり、よくしゃべるようになると言われていますが、その一方で視覚、聴覚、味覚、触覚等の感覚が過敏になり、変調をきたしたり、現在、過去、未来の観念が混乱して、思考が分裂し、感情が不安定になったりします。このため、興奮状態に陥って、暴力的、挑発的行為を行うことがあり、さらには幻覚や妄想等に襲われるようになります。
 身体的な特徴としては、吐き気、めまい、筋力の低下、平衡感覚の障害等が現れる他、大麻の常用が生殖機能に障害をきたし、不妊、流産、胎児の死亡を起こしたり、染色体異常が現れるとの報告があります。

大麻を使用するとの画像1大麻を使用するとの画像2 大麻を使用するとの画像3

ヘロイン・あへん

 ヘロインは、けしを原料とした薬物で(けしからあへんを採取し、あへんから抽出したモルヒネを精製して作られる)「麻薬及び向精神薬取締法」で麻薬として規制されています。
 純粋なヘロインは白色粉末ですが、純度の低いものには灰色や灰褐色のものもあります。粉末のほかに棒状、板状、粒状などさまざまな形状のものがあります。一般的には無臭ですが、中には酢酸の臭いのするものがあります。
 あへんは、けしから採取した液汁を凝固させたもので、黒褐色で特殊な臭気(アンモニア臭)と苦みがあります。原料であるけしの栽培やあへんの採取、あへん及びけしがら(けしの麻薬を抽出することができる部分)の輸出入、所持等は「あへん法」により規制されています。

略称・俗称

 H(エッチ)、スマック、ジャンク、ホース、ガム、ダスト、メキシカンブラウン、チャイナホワィト、プティなど

ヘロイン・あへんを使用すると

 ヘロインには神経を抑圧する作用があり、使用すると強い陶酔感を覚えることから、このような快感が忘れられず、使用を繰り返すようになり、強い精神的依存が形成されます。さらに、2〜3時間ごとに使用しなければ、体中の筋肉に激痛が走り、嘔吐、失神等の激しい禁断症状に苦しむこととなり、あまりの苦しさから精神異常をきたすことがあります。
 あへんの乱用は、精神的、身体的依存症を生じやすく、常用するようになると慢性中毒症状を起こし、脱力感、倦怠感を感じるようになり、やがて精神錯乱を伴う衰弱状態に至ります。

ヘロイン・あへんを使用するとの画像1ヘロイン・あへんを使用するとの画像2

シンナー等有機溶剤

 シンナーとは、塗料を薄めるために使用される有機溶剤のことをいい、トルエン、接着剤、塗料、充てん料とともに「毒物及び劇物取締法」により、その乱用等が規制されています。

シンナーを乱用すると

 神経が抑制されてぼんやりとし、酒に酔ったような感じになります。
乱用を続けると、集中力、判断力が低下し、何事にも無気力になるほか、幻覚・妄想などの精神障害が現れます。
 また、身体に与える影響も大きく、心臓、肝臓、腎臓、呼吸器系、生殖器官等の各種器官に障害が起こります。
特に恐ろしいのは、乱用によって大脳が萎縮し、一度破壊された脳の働きは、たとえ乱用をやめても決して元には戻らないことです。
 さらに、過度に吸入した場合には、呼吸中枢が麻痺すること等により、窒息死することもあります。

シンナーを乱用するとの画像

LSD

 LSDは、合成麻薬の一種で、「麻薬及び向精神薬取締法」の規制対象とされ、形状には、錠剤、カプセル、ゼラチン、水溶液を染みこませた紙片等があります。

略称・俗称

 アシッド、ペーパー、タブレット、ドラゴン、シュガー、カリフォルニアサンシャイン、ウインドペイン、フライングソーサー、フェニックス、スペード、ブルードラゴン、イーグル、メロディ、ミスターナチュラルなど

LSDを使用すると

 幻覚、幻聴、時間の感覚の欠如等、強烈な幻覚が現れます。特に幻視作用が強くほんのわずかな量だけで、物の形が変形、巨体化して見えたり、色とりどりの光が見えたりする状態が8〜12時間続きます。
 また、乱用を続けると、長期にわたって精神分裂等の精神障害をきたすこともあります。

LSDを使用するとの画像

向精神薬

 向精神薬は、中枢神経に作用して、精神機能に影響を及ぼす物質で、その薬理作用によって鎮静剤系と興奮剤系に大別されます。
 向精神剤は医療目的に開発されたもので、医師の指示もなく乱用すると、心身に様々な障害を及ぼすなど大変危険なため、不正取引は「麻薬及び向精神薬取締法」により規制されています。

向精神薬の画像

MDMA

 MDMAは、覚醒剤と似た化学構造を有する薬物で、けしやコカ等の植物からではなく、化学薬品から合成された麻薬の一種です。本来は白色粉末ですが、多くは様々な着色がなされ、文字や絵柄の刻印が入った錠剤の形で密売されています。

略称・俗称

 エクスタシー、バツ、タマなど

略称・俗称の画像

危険ドラッグ

 危険ドラッグとは、法律で規制された薬物の成分をわずかに変え、法の網をすり抜けた麻薬や覚せい剤とよく似た物質のことで、店舗やインターネット上において、「ハーブ」「お香」「アロマ」などと称して販売されているものもあります。

危険ドラッグの画像

熊本県警察本部 生活安全企画課  Tel:096-381-0110


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