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平成15年度第2回熊本県産業廃棄物処理施設建設候補地検討会議事概要

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002309 更新日:2020年8月1日更新

日時

 平成15年8月4日(月曜日) 14時00分~15時30分

会場

 熊本県庁行政棟本館5階「審議会室」
 熊本市水前寺6丁目18番1号

出席者

  • 会長 篠原 亮太(熊本県立大学環境共生学部教授)
  • 委員 伊津野 良治(熊本県医師会理事)
    • 植村 尚義 (熊本県漁業協同組合連合会専務理事)
    • 江越 征記((社)熊本県産業廃棄物協会副会長)
    • 川野 輝彰(熊本県森林組合連合会専務理事)
    • 川野 由紀子(くまもと川の女性フォーラム実行委員長)
    • 鈴木 敦巳(熊本大学工学部教授)
    • 田中 三恵子(熊本消費者協会副会長)
    • 堤 裕昭 (熊本県立大学環境共生学部教授)
    • 西 玲子((社)熊本県薬剤師会副会長)
    • 乗富 哲夫(熊本市環境保全局環境事業部首席環境審議員(市町村代表))
    • 星子 邦子(消費生活コンサルタント)
    • 前鶴 義博(熊本県農業協同組合中央会副会長)

委員は、五十音順

  • 事務局   上村 秋生(環境生活部長)
    • 高宗 秀暁(環境生活部次長)
    • 菊地 健太郎(環境生活部廃棄物対策課長)
    • 五嶋 道也(環境生活部廃棄物対策課公共関与推進室長)
    • 坂田 秀雄(環境生活部廃棄物対策課環境生活審議員)
    • 宮下 勇一(環境生活部廃棄物対策課課長補佐)

他3名

内容

  1. 開会
  2. 議事
    産業廃棄物処理施設建設候補地の検討について
    • 規制地域等の項目(案)、評価項目(案)、候補地拾い出し要件(案)について了承され、今後これをもとに候補地の拾い出し作業を行い、次回検討会において審議することとした。
  3. 閉会

委員からの意見等

1 専門家会議における意見・質問等への対応及び規制地域等について

  • (星子委員)既存最終処分場の位置は、この資料には落としていないのか。
    →(事務局)この資料には入っていない。次回示したい。
  • (篠原会長)今回の検討会で規制地域等の項目が決定されるので、十分に質問や意見を言ってほしい。今後、検討会で現地調査が必要になるかもしれないので、その際、この規制地域の項目等を理解しておく必要がある。
  • (川野(由)委員)水道水源については、専門家会議でだいぶ論議されているようであるが、図面を見ると熊本市は地下水ということで涵養域が広範囲に規制されているものの他の地域ではそうでもない。水道水源はもう少し広い範囲で規制してはどうか。
  • (篠原会長)専門家会議で論議になったことも同じことであって水源にも様々な種類があり、利水目的が違うんじゃないかとか。飲料水源が殆どであるが、あまり最初から絞ると候補地を探す場所がなくなるのではないかということから最初は点で外し、後で利水、治水、地質を見て考えることではどうかとなった。心配は、もっともである。

2 図面について

  • (篠原会長)図面P1の郷土修景美化地域に色が付いてないがどうしてか。
    →(事務局)コピーした時薄くて色が落ちた。具体的に例を示すと菊陽町にある白い線の色のことである。
  • (江越委員)規制項目を考える際に、絶対に外せない規制と交渉によっては外せる項目があると思うが、その当たりの強弱をつける必要はないのか。また、処分場を災害等への対応のためのインフラとして造るという視点も必要ではないか。
    →(事務局)第1段階で上げている規制項目は、規制の強いものを挙げており、資料1P7以下で○×を付けてあるが、ゆるやかなものは既に外してある。さらに、残したものの中でも御指摘のとおり、絶対に外せない訳ではない。やり方次第で外せる規制項目もある。当面はこのまま作業を進めて、個別の候補地が選定された時点で柔軟に対応したい。また、処分場はインフラとして必要な施設と考えている。災害等で発生した廃棄物は、分別等していられない切迫した状況が考えられるので、そのような場合は公共関与施設で受け入れることも考えている。
  • (篠原会長)資料1のP1~P13までに規制項目等の取り扱いの内容が詳しく書いてある。事務局では規制項目の取り扱いについては、柔軟に対応していくとのことであるが、第1段階の候補地選定は図面の白い地域から行うことになる。
  • (川野(輝)委員)確認であるが、国立公園は第1種から第3種まである。この図面にはすべての国立公園が入っているのか。有明町にも国立公園があるのではないか。
    →(事務局)手元の資料では有明町に国立公園はない。再度確認する。
  • (伊津野委員)図面を見ると広い範囲に規制がかかっている。既存の処分場はこの規制をクリアしているのか。公共関与の施設は、どのような姿勢で取り組むのか。また、先ほどから柔軟に対応すると言われているが、これだけは外せない最重点の規制項目はないのか。
    →(事務局)既存の処分場についてひとつひとつ確認した訳ではないが、規制地域に掛かっている処分場もあるかもしれない。今考えているやり方は規制地域に掛かっているから処分場の設置がダメという考えではなく、処分場を造るとしたらどのような場所がより望ましいかということで行っている。
  • (篠原会長)今の言い方は誤解を招く。既存の処分場は、建設する時各規制の許可を得て設置されている。不法建築ではないはずである。
    →(事務局)例えば農用地区域に掛かっていれば、農用地区域から除外して処分場を造ることになるので、造った後は規制をクリアしているという意味である。
  • (篠原会長)民間の処分場は土地ありきであり、土地を買ってから造るが、今回の公共関与施設は処分場として不適でない土地を探してから造るというやり方であり、コンセプトがかなり違う。このため、網掛けが厳しくなっている。
    →(事務局)事務局では、規制項目についての優先順位は付けていないので、検討会で議論いただければ有難い。
  • (篠原会長)個別の候補地が選定されてそれを見ながら決める。今からシビアに規制項目を決めるのは困難であると専門家会議でも論議された。
  • (伊津野委員)住民の健康を害さない規制項目を優先すべきではないか。
    →(事務局)当然のことと考えている。
  • (江越委員)処分場の候補地選定については、産業廃棄物業界も苦労している。我々の業界にも様々な情報があるが情報を事務局に提供してよいか。
    →(事務局)候補地の情報としていただきたい。
  • (前鶴委員)候補地が選定され報道されれば、反対運動が起こることも考えられるが事務局として何か考えがあるのか。
    →(事務局)反対運動が起こりうるということは念頭に置いている。
  • (前鶴委員)多くの県民は総論賛成、各論反対である。処分場設置の地域には何か振興策を考えないと難しいのではないか。
    →(事務局)公共関与基本計画の中で候補地域の地域振興についても、併せて考えて行くことにしているが、具体的には今後検討することにしている。
  • (前鶴委員)具体的に考えていかないとどの地域に造るにしても困難なものになると思う。
  • (篠原会長)地域振興策については、事務局でよく検討していただきたい。
  • (西委員)図面P7の重ね合わせ図では、南部に多くの白い部分が見られる。こんなに多くの場所で処分場を造れるのかと驚いている。
  • (篠原会長)拾い出し要件の8haは、資料2の図面に仮に置くとすればどの程度の大きさで示されるのか。
    →(事務局)おそらく「点」くらいの大きさである。
  • (鈴木委員)規制の際どいところを選定されると後で消さなければならない場合がある。事務局にお願いであるが、できるだけ周辺に白い地域が多い場所で選定してもらいたい。後で消される可能性が少なくなる。
    →(事務局)先ほどの地域振興策だが、県議会の特別委員会では地域振興策についても付議事項となっている。9月頃個別候補地が選定されるが、地域での厳しい反応も予測されるので、御理解をいただくということで地域振興策についても検討していく。
  • (篠原会長)事務局から県議会の特別委員会について詳しく説明してほしい。
    →(事務局)今年度、産業廃棄物問題を考える産業廃棄物対策特別委員会が県議会に設置された。この委員会の大きなテーマは、候補地の選定、地域振興策、不法投棄問題である。
  • (篠原会長)この検討会と特別委員会で意見交換会を行いたいと考えているがどうか。(各委員了承)
  • (篠原会長)各委員了承いただいたので事務局に日程調整をお願いしたい。県議会の意見は重要なので、個別の候補地が選定された10月を目処に調整してもらいたい。
    →(事務局)了解。
  • (篠原会長)それでは、この内容で候補地の選定に入っていきたい。事務局には次回の検討会で、数十箇所の候補地を示してほしい。

事務連絡

 次回の検討会の日程
 日時:平成15年9月1日(月曜日)午後2時から
 場所:熊本県庁行政棟本館5階「審議会室」

会議資料
6 地図(注)

 (1)自然的要件規制区域
 (2)防災的要件規制区域
 (3)土地利用的要件規制区域
 (4)海域的要件規制区域
 (5)文化的要件規制区域
 (6)その他制約区域
(7)第1段階における規制地域等の状況(PDFファイル:45KB)

 (注)(1)~(6)の地図については、ファイル容量の関係により省略しています。
 閲覧を希望される方は、県庁情報プラザ(新館1F)にてご覧になれます。

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