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狂犬病のこと知っていますか?

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004962 更新日:2022年3月30日更新

狂犬病ってどんな病気?

どのように人に感染するの?

 主に狂犬病に感染した動物に咬まれ、ウイルスが傷口から体内に侵入することにより人に感染します。
 感染源となる動物は、主に犬、コウモリ、アライグマなどです。
 アジア、アフリカでは、犬が人に対する感染動物となっています。
 人も動物も発症すると、ほぼ100%死亡する恐ろしい病気です。

どのくらい発生しているの?

世界では・・・

 現在、世界で狂犬病が発生していない清浄地域とされているのは、オーストラリア、イギリス、ハワイ、日本などのごく少数の島国、地域に限られています。(2013年7月時点)
 その他のほとんどの地域では、今も狂犬病が猛威をふるっており、年間の死亡者数は、推計55,000人程度と言われています。このうち3万人以上はアジア地域での死亡者といわれています。

日本では・・・

 日本では昭和32年以降の発生はありませんが、かつて、日本にも狂犬病がまん延していた時代がありました。
 1950年に狂犬病予防法が制定され、犬の登録、狂犬病予防注射、野犬の管理が徹底され、狂犬病は撲滅されました。
 しかし、海外で犬に咬まれた方が、帰国後に発症し亡くなられた例もあります。
 (1970年:1人、2006年:2人、2020年:1人)

日本に狂犬病が侵入する可能性はあるの?

 日本以外のほとんどの国では今も狂犬病が発生しており、多くの人と動物が各国を行き来していることを考えると、飛行機や船などにより日本に狂犬病が侵入する可能性はあります。
 狂犬病は過去の病気ではありません。引続き狂犬病に対して注意を払うことが必要です。

どうしたら予防できるの?

 アジアなどの狂犬病の流行国では、犬が主な人への感染源となっていますので、飼い犬に狂犬病予防注射を接種することで、犬でのまん延が予防され、人への被害を防ぐことができます。
 犬を飼われている方は、社会に対する責務として、年1回の狂犬病予防注射を必ず行ってください。

 

犬の飼い主へのお願い

犬の登録(犬の生涯に1回)

  • 犬を登録することにより、どこで犬が飼育されているかを把握することができ、狂犬病が発生した場合にその地域で迅速・適切に対応することができます。
  • 生後91日以上の犬を飼っている方は、飼い始めた日から30日以内に登録をしましょう。
    (登録料:約3,000円)

★熊本市にお住いの方は、熊本市動物愛護センターで、熊本市以外にお住いの方は、お住まいの市町村役場で登録しましょう。

狂犬病予防注射の接種(年に1回)

予防接種について

  • 日本に万一狂犬病が侵入した場合に備えて、毎年4月1日~6月30日までの間に、犬への狂犬病予防注射を行うことが義務付けられています。(注射料金:約3,000円(注射済票代を含む))

★狂犬病予防注射は、市町村が行う集合注射会場や、動物病院で接種できます。

※令和2年度から令和4年度までは、新型コロナウイルス感染症の発生又はまん延の影響によるやむを得ない場合は接種期間を延長する特例措置が設けられましたが、令和5年度は接種期間延長の特例措置の実施予定はありません。

鑑札(かんさつ)と注射済票の装着

  • 犬の登録をしたときに交付される「鑑札」と、狂犬病予防注射を接種したときに交付される「注射済票」を飼い犬の首輪などにつけましょう。
  • 犬が迷子になったときに、番号から飼い主を調べられるので、飼い主のもとに戻る可能性が高くなります。

 

渡航される方へ

注意事項

 海外では、依然として狂犬病が発生している地域が多いことから、以下のことに注意してください。

  • 海外では、犬や野生動物にむやみに手を出さない。
  • もし、動物等に咬まれたら、直ちに傷口を水洗いして、できるだけ早くワクチンを接種すること。

予防接種

 次に揚げる方は、事前に狂犬病ワクチンを接種することをお勧めします。

  • 動物の調査等で、海外に長期間滞在する方
  • 医療機関がない地域に長期間滞在する方

※狂犬病にかかっている動物に咬まれた後、速やかにワクチン接種をすれば十分に発症を防ぐことができます。

狂犬病に関する情報が掲載されているホームページ