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建築物を建築する際の既存ブロック塀等の安全点検について
平成28年熊本地震や平成30年に発生した大阪府北部の地震では、多くのブロック塀が倒壊し、死傷者を出しています。ブロック塀の倒壊は人的被害を発生させるだけではなく、道路をふさぎ、被災者の避難や救助活動を妨げます。
県ではこのような危険なブロック塀の撤去・改修を促進するため、建物の建築にあわせて点検・改修を求め、必要に応じて指導を行います。
ブロック塀は私的財産であり、所有者の責任において安全性を確保することが必要です。安全な街づくりのため、新たに築造する際に基準を守るとともに、既存のブロック塀については安全点検と撤去・改修を積極的に実施しましょう。
【※運用開始:平成31年4月1日】
はじめに
既存ブロック塀の点検・改修を建築に係る手続きとあわせて実施していただきます。また、ブロック塀には建築基準法に定められた基準があります。
そのため既存ブロック塀の点検・改修は建築士などの専門家と相談のうえ実施してください。
対象
区域:県内全域(熊本市を除く)
【補強コンクリートブロック造の塀の場合】
規模:高さ80センチ以上、かつ、3段以上(地盤に高低差がある場合は低い側からの高さ)
【組積造の塀の場合】
規模:高さ60センチ以上
手順
1.確認申請時
(1)様式「建築確認申請事前調査報告書」の「6既存ブロック塀等」欄を記入してください。
(2)対象のブロック塀がある場合、様式「既存ブロック塀等の安全点検・是正報告書」を利用し、点検を実施し「2 点検」欄を記入。
「N G」がある場合は「3 是正計画」欄を記入してください。
(3)図面にブロック塀の位置、高さ、改修計画などを記載してください。
(4)確認申請書には、(1)~(3)を添付し提出してください。
2.完了検査申請時
- 建築工事にあわせて改修を実施してください。
- 改修後の写真を添付し、完了検査申請書を提出してください。
様式等
- 既存ブロック塀の安全点検について(概要) (PDFファイル:72KB)
- 【様式】建築確認申請事前調査報告書
- 既存ブロック塀等の安全点検・是正報告書 (Wordファイル:84KB) 【R3.3.15更新】
※様式「 補強コンクリートブロック塀の場合 」の「 点検:5.土留め 」における
「 2段以下である 」は、『 400mm以下である 』と読み替えてください。【R4.9.8補足】
- 【参考資料】あんしんなブロック塀をつくるためのガイドブック(建築主編)(PDFファイル:1.1MB)
- 【参考資料】あんしんなブロック塀をつくるためのガイドブック(設計者編)(PDFファイル:902KB)
- リンク:ブロック塀の安全性を確保しましょう
備考
※既存ブロック塀の撤去については、補助金制度があります。
詳しくは市町村窓口もしくは県庁建築課096-333-2535まで。