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「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産『天草の崎津集落』

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0000344 更新日:2020年8月1日更新

 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、長崎と天草地方の潜伏キリシタンが禁教期に密かに信仰を続ける中で育んだ独特の文化的伝統を物語る代表的な事例として、平成30年に世界文化遺産に登録されました。その中で「天草の崎津集落」は、世界文化遺産としての価値を説明するうえで欠かせない構成資産として位置づけられています。
 引き続き、天草市及び長崎県・長崎県内関係市町と連携しながら、構成資産の保全に取り組んでいきます。

(※崎津の「崎」は「立つさき」が正式表記)

項目

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について

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これまでの経過

年月日 事柄等  
平成18年11月29日 世界遺産暫定一覧表追加資産に係る文化庁の公募を受け、長崎県と関係市町が「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」について提案書を提出  
平成19年1月23日 文化庁が、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を含む4件の資産について、世界遺産暫定一覧表入り決定を発表  
平成19年9月2日 世界遺産登録推進シンポジウム「天草の宝を世界遺産へ」開催
(主催:熊本県天草地域振興局、天草市、天草市教育委員会)
 
平成20年3月6日 文化庁専門官による現地調査  
平成20年4月1日 教育庁文化課内に「世界遺産登録推進班」設置。  

平成20年10月27日

長崎県議会世界遺産登録推進特別委員会の天草現地調査  
平成21年3月日

写真展「天主堂物語」開催(場所:県庁、期間:3月9日~3月13日)
(主催:天草市教育委員会、共催:熊本県教育委員会)

 
平成22年1月22日 文化庁専門官による現地調査  
平成22年3月7日 文化的景観シンポジウム「日本の漁村景観と天草・崎津」開催
(主催:天草市、天草市教育委員会)
 
平成22年11月19日 文化審議会「天草市崎津の漁村景観」を重要文化的景観に選定するよう国に答申  
平成23年2月7日 「天草市崎津の漁村景観」国の重要文化的景観に選定  
平成23年4月1日 企画振興部文化企画課内に「文化・世界遺産推進室」設置  
平成24年6月8日 第6回長崎県世界遺産登録推進会議(首長会議)にて「天草の崎津集落」の構成資産入り決定  
平成24年6月8日 長崎県から文化庁へ推薦書原案・包括的保存管理計画を提出  
平成24年7月12日

文化審議会 世界文化遺産特別委員会による審議の結果、世界遺産への推薦が見送られる

 
平成25年1月20日 「天草世界文化遺産登録推進セミナー」開催  
平成25年1月22日 追加調査の内容等を反映し新たな推薦書案を文化庁へ提出  
平成25年2月9日 「長崎世界文化遺産モニターツアーin天草」開催  
平成25年7月24日~25日 世界遺産県民会議・世界遺産センター会議(長崎市)  
平成25年8月23日 文化審議会及び世界文化遺産特別委員会にて「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が世界文化遺産の推薦候補に選定(「明治日本」との国推薦枠の調整の結果、推薦見送り)  
平成25年11月22日 第7回長崎県世界遺産登録推進会議(首長会議)  
平成25年12月26日 長崎県世界遺産登録推進県民会議  
平成26年2月1日 世界遺産よくばりバスツアーの開催  
平成26年2月8日 「天草の崎津集落」世界遺産講演会開催  
平成26年7月2日 講演会「世界遺産登録への道~天草の崎津集落~」開催  
平成26年7月10日 文化審議会及び世界文化遺産特別委員会にて「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が世界文化遺産の推薦候補に再度選定  
平成26年9月17日 国の世界遺産条約関係省庁連絡会議において、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の推薦書(暫定版)をユネスコへ提出することが決定。  
平成26年11月6日 バチカンユネスコ大使、フォロ氏天草視察  
平成26年11月7日 第8回長崎県世界遺産登録推進会議(首長会議)及び県民会議  
平成26年12月7日

「天草の崎津集落」世界遺産バスツアーの開催

 
平成26年12月18日 文化審議会において「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の推薦書(正式版)をユネスコへ提出することが決定  
平成27年1月16日

「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」について、推薦書(正式版)のユネスコへの提出が閣議了解

 

平成27年9月26日~

10月5日

イコモス現地調査  
平成28年2月9日 推薦書の取り下げ  
平成28年3月31日 新たな推薦書素案を文化庁へ提出  
平成28年7月25日 文化審議会において、世界文化遺産の推薦候補に選定  
平成28年9月1日 世界遺産候補の名称を「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に変更することが決定  
平成29年1月20日

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について、推薦書(正式版)のユネスコへの提出が閣議了解

 
平成29年2月1日 国からユネスコへの推薦書(正式版)提出  

平成29年9月4日~

9月14日

イコモス現地調査  
平成30年5月4日 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について、イコモスより「記載」勧告が到達  
平成​30年6月​30日​ バーレーンで開催された第42回ユネスコ世界遺産委員会において、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産として登録!  

「天草の崎津集落」について

「天草の崎津集落」は、禁教下における支配の取り締まりと密かな信仰、解禁後キリスト教への復活を示す、歴史的景観として高く評価されています。

構成資産(熊本県関係の構成資産)

名称

所在地

種別

指定状況

天草の崎津集落

天草市

文化的景観

国選定

資産(コアゾーン)の説明

 禁教時代から継続する崎津集落の信仰空間の変遷を示す資産から構成されています。

  1. 潜伏キリシタンによる信仰形態を示す「崎津諏訪神社」
  2. キリスト教復活後、崎津諏訪神社鳥居横に建築された最初の「旧崎津教会(木造、1888年建設)跡」
  3. 禁教下の象徴的な出来事である絵踏みが行われた庄屋役宅跡に長崎の鉄川与助により施工された現在の「崎津教会(1934年建設)」
  4. 禁教時代以来、宣教師不在のなかにあって信仰の継承を指導し、また信心具を保持してきた屋敷を含む町並み

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