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球磨工業高校伝統建築コース加工組立室棟

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004300 更新日:2020年8月1日更新

球磨工業高校伝統建築コース加工組立室棟の写真です1

 緑に囲まれた球磨の美しい環境に、既存の校舎に新しく土木科、建築科、電気科、機械科の4科の実習棟を改築する計画。
 このプロジェクトでは、全体の基本計画まで行なっているが、加工組立実習棟だけが、くまもとアートポリス参加プロジェクトとして位置づけられている。
 計画にあたって、4つの科がそれぞれひとつの街としてのまとまりをもつと同時に、それらを結び付け、生活の中心となるような空間を用意することが考えられた。

建築概要

 全体の基本設計では、4つの街をイメージし、円形回廊・屋上テラスなどで全体を結んでいる。また、気候風土を生かし、豊かな緑と西風を利用し、快適な半外部空間を取り入れている。
 加工組立室棟は、伝統建築を学ぶということで、純木造とし、木造の大架構の面白さ、光の美しさを表し、新しい木造建築の一つとして提案されている。また、建物が教材となるようトラス梁はもちろんその他の構造材も内部から見えるようになっており、隣接する計画実習棟を含めて、さまざまな構造や、材料、仕上げが意図的に採用されている。

球磨工業高校伝統建築コース加工組立室棟の写真です2球磨工業高校伝統建築コース加工組立室棟の写真です3

PHOTO:宮井政次、KAP事務局

建築データ

名称 球磨工業高校伝統建築コース加工組立室棟
ふりがな くまこうぎょうこうこうでんとうけんちくこーすかこうくみたてとう
所在地 人吉市城本町800
主要用途 実習棟
事業主体 熊本県
設計者 象設計集団
施工者  
建築 岩井工務店
電気 人吉電気工事
衛生 金剛設備工業
敷地面積 70,100平方メートル
建築面積 578平方メートル
延面積 560平方メートル
階数 地上2階
構造 木造
外部仕上  
屋根 和瓦
外壁 堅羽目下見板張
施工期間 1990年10月~1991年3月
総工事費 113百万円

建築家プロフィール

十勝サーカス象設計集団の写真です

十勝サーカス象設計集団(ぞうせっけいしゅうだん)
1971年 (株)象設計集団設立
富田 玲子
1938年 東京生まれ
1963年 東京大学工学部建築学科大学院修了
樋口 裕康
1939年 静岡県生まれ
1965年 早稲田大学大学院理工学部研究科修了
主な作品
今帰仁村中央会館、名護市庁舎、埼玉県宮代町立笠原小学校、東京都小笠原支庁舎
受賞歴
1977年 芸術選奨文部大臣新人賞(美術部門)
1982年 日本建築学会賞
1990年 第一回日本デザイン大賞